開拓
浜名湖は今切口という200m程の水路で遠州灘に接する外周140kmの汽水湖である。平均水深が4.8mと浅く、加えて外洋に直結するため潮流が非常に早いこの湖の魚種は大変豊富で、独自の釣り文化が根付いている。
例えばルアー。シーバス用シンキングペンシルにクロダイが出る、いやいやポッパーにはもっと出る、という話からポッパークロダイ釣りを生み出し、アオリイカ用のエギでマダコが釣れるという実績が重なり、今やタコ用エギなんてのも確立されている。
この湖ではフライは完全にフォロアーである。
こんなことでいけない、ルアーアングラーの開拓精神に敬意を払いつつFFMにも浜名湖の奥深い愉しみを開放せねば、との意気込み…などというものは一切なく行ってきました第一回浜名湖調査。今回は、天然部長と操船担当の浜名湖ヨットマンHRTさんの3人釣行で、AM5時にいざ出発。

…で、上の風景写真は、いつものリベンジ写真(涙)。
覚悟していましたが、そう簡単には釣れませんね~。ま、今回は一回目ということで、間違えるとすぐ座礁してしまうこの湖の複雑な航路と各ポイントの風向・風速を理解することが出来たので、サカナ以外の成果はまずまず上がりました。来月早々にリベンジを誓って、16時に一旦納竿。
…一旦て?
そうです、釣り足りないおバカ3人組みはそのまま名古屋港に直行。
いくつか目星を付けてあったポイントを明るいうちに回ってベイトを確認。浜名湖に続いての新規開拓である。下げ始めの21:00まで、ラーメン屋で腹拵えしながら作戦会議。風が強く、最終ステージのバチは想像以上に少ない。少ないながらバチの確認できたポイントにするか、釣り易さを優先すべきか…?
結局一番釣り易そうな橋下のポイントを選び、予定通りスタート。…と、着くなり射程距離にボイル発見。ラッキーである。バチフライを結び、フライ初チャレンジのHRTさんにまずキャストしてもらう。
一投目…いい感じ…出てくれ…出ない。二投目…リーダーが絡んでしまう。フライ初日で暗闇の中でのキャスティングは難しい。と言うか、初日で9番ロッドを一日振り続けているという事実が可笑しい。が、それだけに喜びも大きいはずである。急いで解く。ボイルはまだ続いている。三投目…また絡む。解く。折角だから、とHRTさんがボクに譲ってくださると言う。
え、釣れちゃったらどうしよう。…じゃ、ほんのちょっとだけ…。
一投目…大きくドパンと来るが、乗らない。どうもサカナの定位している向きが反対のようである。逆に回り、バックの橋梁に注意しながら二投目。…バシャッ。あ゛ー、釣れちゃった…45cmのフッコ。

その後も23時近くまでやってみたが、結局目立ったボイルはそれ一回。考えてみれば、3人で一日釣ってたったその一発。釣りとはそういうものであり、それが釣れたことは嬉しいけど、うーん、ちょっと後悔…。
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